【ウランバートル25日共同】「強い朝青龍が帰ってきた」。三場所連続休場から復帰の大相撲初場所で優勝を果たした朝青龍。モンゴルでは「引退」を心配していたファンらが二十五日、喜びを爆発させ、祝福ムード一色に包まれた。
ウランバートル市内の大型テレビがある居酒屋では、朝青龍の取り組みをかたずをのんで見守っていた客らが優勝が決まった瞬間「やった!」という大歓声を上げて客同士で乾杯。友人と来ていた公務員バトボルドさん(35)は「みんな朝青龍の優勝を願っていた。良かった。少なくともあと二、三年は頑張ってほしい」とたたえた。
同市在住の会社員ボルドバートルさん(42)は「日本ではそろそろ引退するとの声があり、心配だった。優勝してくれて非常にうれしい」と興奮気味に話した。
朝青龍はテレビのインタビューの際、モンゴル語で「今後もファンのみなさんを喜ばせるような相撲をとっていきたい。応援をよろしくお願いします」と語りかけ、ファンに感謝した。