25日に宇部市—周南市であった中国山口駅伝で、広島県勢は一般の中国電力が2年連続9度目の優勝を果たした。JFEスチールが2位、マツダが3位で続いた。郡市で3連覇を狙った広島市陸協はアンカー勝負で敗れて2位。高校は如水館が3位に入り、3年ぶりに出場した皆実は6位だった。
未経験の長い距離をどう走るか、昨年末の都大路を走ったチームにどこまで勝負できるか—。明確なテーマを持って臨んだ皆実は、納得できる回答を導き出した。「チームのために走る」
1区の堂本尚吾主将は「つらくなったときにたすきを握ってみんなの顔を頭に思い浮かべた」と振り返った。
今年12月の全国高校駅伝は第60回の記念大会。防長路で感じた成長は「都大路出場」という目標への道しるべとなるはずだ。
【写真説明】2区の藤村真司選手(右)にたすきを渡す堂本選手