岐阜県警可児署は２６日、勤務先のコンビニの売上金を盗んだとして窃盗の疑いで、ブラジル国籍の同県川辺町、元コンビニ店員伊藤信明容疑者（２０）と県立高３年の少年（１８）ら計４人を逮捕した。伊藤容疑者は２００６年国体のレスリンググレコローマン９６キロ級に岐阜県代表として県立加茂農林高から出場し優勝した。
コンビニに侵入した少年ともみ合った伊藤容疑者が、レスリング選手であるにもかかわらず簡単に取り逃がしたことを、署員が不審に思い調べると、伊藤容疑者が「演技だった」と認め発覚した。
調べでは、伊藤容疑者は少年ら３人と共謀。昨年１２月２４日午前零時ごろ、少年に「サークルＫ今渡鳴子店」の裏口から侵入させ、現金約９７万円を盗ませた疑い。ほか２人は逃走を助けるなどしていたという。
同署によると、少年が事務所の机の上の現金を盗もうとしたが、店長に見つかり、伊藤容疑者ともみ合いになり、約７０万円を落とし、約２７万円を持って逃げた。
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