記事登録
2009年01月26日(月) 21時18分

筑紫さん追悼シンポジウムに1000人スポーツ報知

 昨年11月に死去したニュースキャスター筑紫哲也さんの志を受け継ごうと、ジャーナリズムの在り方を考える追悼シンポジウムが26日、東京都新宿区の早稲田大大隈講堂で開かれ、学生や市民ら約1000人が参加した。

 「筑紫哲也考」と題したパネルディスカッションで、姜尚中東京大教授はメディアが客観性を失っているとした上で「筑紫さんはアマチュアに徹し、権力から距離を取ることの大切さを知っていた」と指摘。TBSの金平茂紀アメリカ総局長は、今後のジャーナリズムについて「情報がはんらんする時代だからこそ、メディアの役割はかえって増している」と強調した。

 シンポジウムは、筑紫さんが早大OBで、大学院教授としてジャーナリズム論を教えた経験もあることから企画された。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090126-OHT1T00291.htm