北海道の釧路市動物園に“婿入り”したホッキョクグマのツヨシ(5歳)が雌だと判明したことを受け、道内の4動物園の園長らが26日、札幌市円山動物園で今後の対応を話し合った。「ツヨシはまだ若いので検討する時間が1—2年ある」として繁殖相手をどうするかの結論を先送りした。
ツヨシには秋田県の男鹿水族館GAOと大阪市の天王寺動物園が「ぜひお嫁に来て」とラブコールを送っているが、釧路市動物園の山口吉雄園長(57)は会議終了後「どちらからも市民の応援の声が届いているが、まずは道内での繁殖を目指したい」と話した。
会議では、ツヨシとの繁殖を期待されていた釧路市動物園の雌クルミ(12歳)が適齢期のため、円山動物園がデナリ(15歳、雄)を貸し出して繁殖を目指すことでは一致した。
会議には同じく雌と分かったピリカ(3歳)を飼育するおびひろ動物園と、旭山動物園も参加した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090126-OHT1T00262.htm