26日午前1時ごろ、仙台市青葉区の大倉ダムで、通行人から「堤防上の道路に車が止まったままになっている」と110番があった。宮城県警が車の周辺を捜索。午前7時20分ごろ、道路から約30—40メートル下に設置された非常放流バルブ付近で仙台市泉区の自営業男性(54)が死亡しているのが見つかった。
男性と一緒に外出した同居の孫娘(3)の行方が分からず、現場の状況などから、同署は男性が道路脇の壁を乗り越えて無理心中を図った可能性が高いとみて付近を捜索。孫娘は見つからず、この日の捜索を終えた。
調べなどによると、男性は25日午後6時ごろ外出。道路脇のコンクリート壁に男性の靴跡が残されており、男性の遺体の近くで孫娘の靴が見つかった。堤防の高さは約66メートル。
男性は長女や孫娘らと5人家族。家族関係で悩みを抱えていた。遺書などは見つかっていない。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090126-OHT1T00236.htm