26日午前10時50分ごろ、鹿児島県出水市の県立野田女子高校(神田康幸校長、約460人)から「調理実習中にガス漏れがあったようだ」と119番があった。18人が救急車で病院へ運ばれ、全員命に別条はないが2人は重症とみられる。出水署は一酸化炭素(CO)中毒の可能性もあるとみて調べている。
同署や出水市消防本部などによると、同校1階の調理実習室で食物科2年生の生徒17人と女性教員1人が実習をしていたところ、倒れたり気分が悪くなったりした。7人が酸素マスクを着けた状態で搬送され、うち2人は高圧酸素治療が必要な重症と判断されたため出水総合医療センターへ運ばれた。
事故当時、生徒らが使っていたのはガスレンジとガス温水器とガスオーブン。このうちガス温水器の火が突然消えたという。実習室は窓を閉め切ったままで、換気をしていなかった。
食物科2年生の生徒は39人で、2班に分かれて調理実習をしていた。
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