フランス政府は、世界的な景気後退で航空会社からの受注減や支払い遅延などの影響を受けている欧州の航空機製造大手エアバス(本社フランス・トゥールーズ)を支援するため、50億ユーロ(約5700億円)を拠出する方針を固めた。フランス公共ラジオなどが25日報じた。
報道によると、50億ユーロは銀行向けに融資。資金繰りが悪化した航空会社に対し、エアバスへの支払いが滞らないようつなぎ融資としての利用に道を開く。政府資金の供給先としてフランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラルやBNPパリバなどの名前が挙がっている。
報道は、この措置を利用する見込みの航空会社の名前については触れていない。(共同)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090126-OHT1T00168.htm