2009年01月26日(月) 22時42分
JFE商事、1億9千万所得隠し…売り上げ一部リベートに(読売新聞)
大手鉄鋼商社「JFE商事」(大阪市)が、商品代金の一部を返金する形で海外の得意先へのリベートにあてていたとして、大阪国税局から2007年3月期までの5年間で約1億9000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。
経理ミスも含めた申告漏れは約4億9000万円で、同社は重加算税を含め約1億2000万円を追徴課税(更正処分)され、すでに納税したという。
関係者によると、同社は中国や台湾の企業に鉄鋼商品などを輸出する際、価格交渉が決着する前に出荷した分について、事前に受け取った代金から一部を「過払い金」と称して返金していた。
返金分は取引先企業の担当者の個人口座に入金されており、同国税局は取引先へのリベートだったと認定。損金に算入できない交際費にあたるとして課税した。
同社は「見解の相違はあったが、国税局の指摘に従った」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090126-00000077-yom-soci