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2009年01月25日(日) 22時17分

朝青龍が復活優勝 引退の危機はねのける中国新聞

 大相撲の西横綱朝青龍(28)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が二十五日、東京都墨田区の両国国技館で行われた初場所千秋楽で、1敗で並んだ横綱白鵬との優勝決定戦を寄り切って制し、5場所ぶり23度目の復活優勝を遂げて、引退の危機をはねのけた。

 全勝だった朝青龍は本割で1差で追っていた白鵬に敗れたが、決定戦で雪辱した。優勝23回は貴乃花を抜き、大鵬、千代の富士、北の湖に次ぎ単独の史上4位。全休明けの横綱が賜杯を抱くのは、一九九〇年九州場所の千代の富士以来となった。

 朝青龍は左ひじを故障し、先場所まで3場所連続休場した。今場所前も調整遅れが目立ったが強行出場。進退を懸けた場所で奮闘ぶりが人気を呼び、国技館は連日、大歓声に包まれた。

【写真説明】横綱同士の優勝決定戦で白鵬(右)を寄り切り、23度目の優勝を決めた朝青龍=25日、東京・両国国技館

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200901250254.html