昨年十二月、山梨県北杜市の
長女は昨年十二月に始まった「被害者参加制度」を利用して刑事裁判に出廷し意見陳述する意向を持っており、公判前に事件の説明を受けようとした。長女の兄(34)が県警に抗議。県警は発言の事実を認め、遺族に謝罪した。
長女によると、今月十七日に北杜署を訪れ、刑事課の署員に「殺人罪が適用されないことは納得できない」と伝えると、署員は「何が納得できないんだ。殺意がないから殺人じゃない。警察は検事の言う通りに動いているんだ」と強い口調でののしった。
また署員は「刑事と検事の違いが分かっているのか」と尋ね、長女が「分からない」と答えると「話にならない」と威圧的に話したという。
兄は「被害者なのにこんな対応をされるとは思っておらず、警察に裏切られた気分だ」と話した。北杜署の
飯田さんは昨年十二月、知り合いの男女五人から暴行を受け死亡。甲府地検は傷害致死罪で五人を起訴した。