【ハノイ25日共同】ベトナムの国営メディアによると、中部クアンビン省の川で二十五日午前八時ごろ、川岸近くで渡し船が沈み、少なくとも三十九人が死亡した。ほかに五人の行方が分からないという。AP通信は少なくとも四十人が死亡したと報じた。
船の定員は四十人から五十人だったが、沈没当時は約八十人が乗っていたという。岸に近づいた際にバランスを崩し、船内に水が入ったとみられている。死亡したのは女性や子どもが多く、三十六人は救助されたという。
乗客の多くは二十六日からのベトナムの旧正月(テト)に備え、買い物に向かう途中だった。
犠牲者に外国人が含まれているとの情報はない。