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2009年01月25日(日) 20時50分

毎日世論調査 麻生内閣支持2ポイント下落の19%毎日新聞

 毎日新聞は24、25両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は昨年12月の前回調査より2ポイント下落の19%。不支持率は7ポイント増の65%となり、現在と同じ質問形式にした1949年以降、ワースト2位の高水準となった。麻生内閣が打ち出した政策に対しても厳しい数字が並んでおり、麻生太郎首相は引き続き綱渡りの政権運営を迫られることになりそうだ。

 不支持率が最も高かったのは01年2月の森喜朗内閣の75%で、森内閣は約2カ月後に退陣した。それに次ぐ65%は07年8月の安倍晋三内閣と同率。安倍内閣も約1カ月半後に退陣している。支持率19%は、小泉純一郎内閣以降では昨年5月の福田康夫内閣の18%に次ぐ低い数字となった。

 支持政党別では、自民支持層が支持52%、不支持31%、公明支持層が支持42%、不支持32%など。「支持政党はない」と回答した無党派層は支持12%、不支持66%だった。

 支持理由は「首相の指導力に期待できるから」が前回からさらに7ポイント減の12%。不支持理由も「首相の指導力に期待できないから」が6ポイント増の33%で、世論が首相の指導力を疑問視していることがうかがえた。

 通常国会序盤の焦点となった定額給付金に対しては、「評価しない」が前回比4ポイント増の74%で、「評価する」は1ポイント増の22%。内閣支持層も「評価する」が53%にとどまり、自民支持層では「評価しない」52%と「評価する」45%が逆転した。

 首相が経済の好転を前提に消費税の3年後引き上げ方針を示したことには、「反対」67%、「賛成」27%。首相が衆院解散・総選挙を少なくとも09年度予算案の成立まで行わない方針を表明したことについては、「評価しない」61%、「評価する」32%だった。【坂口裕彦】

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