二〇〇六年八月、乗用車内で生後六カ月の長男の口や鼻をふさぎ窒息死させたとして、鳥取県警捜査一課と倉吉署は二十四日、殺人容疑で鳥取市幸町、店員
永田容疑者は事件直後に交通事故を起こし、長男は当初、事故死とされた。その後の捜査で事故前に頭部を骨折し、死因が窒息死だったことが判明した。
事件当日の朝、会社員の夫(32)と口論になり自殺をほのめかす置き手紙を残していたことも分かり、県警は故意に事故を起こした可能性もあるとみて調べている。
調べでは、永田容疑者は〇六年八月十一日午後七時ごろから午後十時半ごろ、鳥取市内の実家から同県湯梨浜町を車で移動中、長男
直後に湯梨浜町の国道9号で、永田容疑者の車が道路脇のコンクリート防護壁に衝突。後部座席にチャイルドシートがあったが、留唯ちゃんは助手席で倒れており、死亡が確認された。永田容疑者は軽傷。その後体調を崩して入院したという。
留唯ちゃんは頭部を骨折していたが、直後の司法解剖では死因を特定できず、事故死とみられていた。その後残っていた病理組織を調べた結果、最近になって骨折は事故前で実際は窒息死だったことも分かった。