世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷で二十四日、恒例の合掌造り集落のライトアップが始まった。
朝から降った雪で真っ白になった集落に少しずつ照明がともされると、かやぶき屋根の家屋が柔らかな光に包まれ、夕闇の中に浮かび上がった。
白川村によると、同日の積雪量は約七〇センチ。今年は例年より雪が少ないという。集落が一望できる高台には多くの観光客が訪れ、雪と光が織りなす光景に見入っていた。
ライトアップは二月二十一日までの土、日を中心に計七回、午後五時半から七時半まで行われる。
【写真説明】ライトアップされ、雪の山里に浮かび上がった白川郷の合掌造り集落=24日夕、岐阜県白川村