乳幼児期の集団予防接種で注射器が使い回されB型肝炎ウイルスに感染したとして、広島県内などの患者が国に損害賠償を求めているB型肝炎広島訴訟の原告団の結成集会が24日、広島市中区のホテルであった。原告や家族ら約40人が出席。裁判を通じ、すべてのウイルス性肝炎患者の救済を訴えていくことを申し合わせた。
広島訴訟の原告は現在42人。原告団長の山本重康さん(58)=福山市=はあいさつで「心を一つに結び、弁護団に支えてもらいながら全員勝訴を目指したい」と力を込めた。22日には各地の患者らが東京で全国原告団を結成しており、広島弁護団の青木貴央弁護士は「国会議員への支援要請などにできるだけ参加してほしい」と呼び掛けた。