平和への願いを託し全国へと寄贈する「アンネのバラ」の接ぎ木講習会が24日、福山市御幸町中津原のホロコースト記念館旧館であった。
講習会には小学生から一般まで約20人が参加した。福山ばら会の上川内哲夫理事長(57)が野バラの台木に切り込みを入れ、穂木を接ぐ手順を指導。参加者は小刀を用いて5本ずつ、接ぎ木を仕上げた。
「アンネのバラ」は、娘をしのぶアンネの父の依頼で1960年ごろに生まれた品種。同館は全国約170カ所の小学校や図書館などに苗木を配っている。
【写真説明】「アンネのバラ」の接ぎ木作業に取り組む参加者たち