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2009年01月25日(日) 01時11分

完全復活の“悪役”朝青龍 相撲人気を牽引産経新聞

 「強すぎる」「オーラがあった」−。一時は引退説もささやかれながら、持ち前の豪快な取組で14連勝した横綱朝青龍。“ヒール(悪役)”の完全復活を見届けようと、両国国技館には連日多くの人が詰めかけ、25日の千秋楽に向けて盛り上がりは最高潮を迎えている。

 取組では対戦相手、大関魁皇への声援に包まれたが、東京都小金井市の男性会社員(28)は「そんなの意に介さないオーラが出てた。今場所は朝青龍で決まりだ」。

 中継番組の視聴率や入場券の売れ行きも好調だ。NHK総合テレビの平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、午後5時以降)は関東地区で連日15%以上を記録し、18日には21・5%まで上昇。日本相撲協会によると、優勝が現実味を帯びてきた21日から千秋楽まで5日連続で「満員御礼」となる見込みだ。関係者は「人気の面でも、朝青龍が大相撲の中心にいるようだ」と話す。

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