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2009年01月25日(日) 13時47分

いつもより大きいよ!ミズダコ、豪快にゆであげ…新潟読売新聞

作業は漁師の家で行われ、お客は直接買いにやって来る(新潟市西区五十嵐二の町で)=米山要撮影
大きな釜で豪快にゆで上げられるミズダコ=米山要撮影
ゆで上がったミズダコは、足だけでもずっしりと重い=米山要撮影

 午前9時すぎ、新潟市西区の新川漁港に舟が次々に帰って来た。降ろされた袋の中には捕れたばかりの大きなタコが。毎年この時期に最盛期を迎えるミズダコ漁だ。

 海が穏やかな朝、漁師たちは、五十嵐浜の沖から陸に向けて張ったロープにぶら下げて仕掛けておいた通称「タコ箱」を一つ一つ引き揚げる。中に入ったタコを取り出すと、再び海中へ。2時間ほどの間に200個から250個を引き揚げるという。

 タコ漁20年という古俣勝さん(64)=新潟市西区五十嵐二の町=がこの日水揚げしたのは、20キロ級のものなど計5匹。

 タコは、水洗いした後、もうもうと湯気を立てる大釜へ。ゆで上がった頃、次々とお客さんが訪れては足や頭を吟味し、目方を量って買って行く。

 今シーズンはしけが続き、なかなか漁に出られなかったという古俣さん。「だけど今年のはいつもより大きいよ」と笑顔を見せた。漁は4月上旬まで。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090116-754442/news/20090124-OYT1T01093.htm