記事登録
2009年01月24日(土) 00時51分

警視庁パソコンでウイルス感染=専用ネット接続の数十台−一部で業務支障も時事通信

 警視庁の専用ネットワークに接続しているパソコン数十台がウイルスに感染して不具合が生じ、一部を停止していたことが23日、分かった。
 同庁は「一部の業務に支障が生じたが、大きな混乱はない。ネットワークは外部のインターネットから独立しており、情報流出や外部へのウイルス拡散の恐れはない」としている。
 同庁情報管理課によると、22日午後、パソコン数台のウイルス感染を確認。ネットワークからこれらを切り離したが、23日も数十台でウイルスが見つかった。
 ウイルスを駆除するため、一時的にシステムを止めた結果、23日昼ごろから手書きで車庫証明事務をするなどした。現在は回復しているとみられるが、さらに確認をするという。
 ウイルスはネットワーク感染型の新種で、「W32.Downadup.B」。昨年末に見つかったという。
 同課は感染経路の特定を急ぐとともに、業務への影響を最小限にするため、システム強化と対策ソフトの配信によるウイルス対策を進めている。 

【関連ニュース】
ウイルス駆除でキャンペーン=電力、ガス会社も協力
児童1300人の情報流出=大気汚染調査、「シェア」で
県立高生11万人分、情報流出を確認=ネット上、口座番号など
安全対策職員がデータ流出=交換ソフトで
2千人分が閲覧可能に=県立高生の情報流出

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000004-jij-soci