「携帯メール中毒」のバラク・オバマ米大統領(47)がホワイトハウスでも愛用の携帯電話「ブラックベリー」を継続して利用することが22日、決まった。国家機密漏えいの懸念などで過去2代の大統領は携帯メール利用を自粛してきたが、新大統領はメール相手を政府高官、家族、友人に限定することで、使用を認めさせたという。
オバマ大統領が愛用する端末「ブラックベリー」は、カナダ通信機器大手のRIM社が99年に商品化したスマートフォン(多機能携帯電話)だ。
企業内ネットワークを持ち運び出来る利便性を武器に、04年頃から欧米のビジネスマンの間で爆発的に普及。パソコン型キーを採用し、PCメールへのアクセス機能もあるため、メールのヘビーユーザーにも支持を得た。セレブ層に愛好家が多いため、所有することがステータスとなっている。
日本ではNTTドコモが06年からサービスを開始し、07年から日本語に対応。利用者数は非公表だが、専門店で3万円で購入できる。2月下旬にはデザイン、機能ともに進化した2代目の「ブラックベリー ボールド」が発売(価格未定)される。NTTドコモ広報部は「(オバマ大統領の話題が)盛り上がりにつながってくれればうれしいですね」と話している。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090124-OHT1T00088.htm