2009年01月24日(土) 13時38分
【鉄道ファン必見】メトロ「07系」、東西線で“完全復活” (産経新聞)
平成18年7月に始まった東京メトロ「07系」の有楽町線から東西線への転用が、まもなく完了する。ホームドアの出現で活躍の場を狭めた“不遇”な車両だったが、3月14日の増発ダイヤに向けて残る2編成の東西線対応工事がほぼ終わった。ようやく全6編成が、再び第一線で本格的に運用されることになった。
東京メトロによると、07系は平成5年1月〜6年10月に7000系の後継として有楽町線に投入。線路の一部を共有する副都心線(昨年6月開業)での運用が見込まれたが、ホームドアの導入で状況が一変した。
変則的な座席配置のため、ドアの位置が通常の車両と異なっていたのだ。
第3〜6の4編成は18年11月〜19年6月にかけ、保安装置や運転台を改造して東西線に転用されたが、残る第1、2の2編成は置き換える車両がなく、有楽町線から姿を消したままとなっていた。
昨年9月から12月まで、この2編成が予備車として千代田線に“派遣”されたことがある。既に「ブルー」の帯が入っていたため、東西線の路線識別帯を付けた車両が千代田線を走ったとして、鉄道ファンは久々の対面とともに大いに喜んだという。
ちなみに「0シリーズ」と呼ばれる“第2世代”は1路線1車種が原則だったが、07系は3路線で働いた経験のある珍しい存在となった。東西線では「05系」とその改良型の「N05系」も走っており、3つの0シリーズを見比べることができる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000523-san-soci