平壌発新華社によると、北朝鮮の金正日総書記は23日、訪朝している中国共産党の王家瑞対外連絡部長と会談した。金総書記が外国要人と会ったことが報道で伝えられるのは、昨年7月のロシアの舞踏団公演観覧に際し団長らと会って以来で、同8月に健康悪化が伝えられて以降では初めて。正式の会談は、昨年6月に訪朝した中国の習近平国家副主席と行って以来となる。
王部長との会談に応じたことで、金総書記が北朝鮮の最高指導者として健在であることが確認されたといえる。発足したばかりのオバマ米新政権や六カ国協議の今後について、金総書記がどのような認識を示したか注目される。
王部長は2004年、05年と昨年のいずれも春節(旧正月)に際し訪朝し金総書記と会談。昨年1月の訪朝では、会談後に昼食もともにした。
21日に平壌入りした王部長は、金英逸首相、朝鮮労働党の崔泰福書記とも会談した。(共同)
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