鹿児島県阿久根市の竹原信1市長が、自らのブログで全市議15人の実名を挙げ「辞めさせたい市議」のネット投票を呼び掛けたことなどを問題として、木下孝行市議(49)ら4人が23日、市長不信任決議案を京田道弘議長に提出した。
木下議員によると、市議15人のうち12人が不信任案に賛成する意向で、来月にも招集される臨時議会で可決の見通し。これに対し市長は辞職せずに議会を解散する考えを示している。
不信任案は、理由として〈1〉市長は初当選した昨年8月末の市長選で告示後もブログを更新したとして公選法違反容疑で県警に告発された〈2〉今月15日付の市広報誌で、次の市議選では現職に投票しないよう呼び掛けた—なども指摘。「議会制民主主義を否定しており、市長の資質に欠ける」としている。
議会解散の場合、3月中に出直し市議選が実施される見込み。その後の市議会で再び不信任案が可決されれば、竹原市長は失職する。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00220.htm