23日午後2時45分ごろ、東京都千代田区外神田3丁目にある建設中のオフィスビル地下2階から出火、断熱材を焼くなどした。作業員21人が逃げ遅れたが、約30分後に東京消防庁の救助隊が救出した。9人が煙を吸ってのどなどに軽いけが。
警視庁万世橋署などによると、ビルは地上19階、地下3階。大手ゼネコン鹿島が建設中だった。出火当時は約200人が作業していた。溶断作業中の火の粉が、近くにあった断熱材の発泡スチロールなどに飛び散って燃えたという。
現場の隣で食堂を経営する女性(66)は「1階の窓を開けたら黒煙が立ち上り、地下から炎が上がっていた。作業員がゴンドラで上階に避難していた」と驚いた様子で話した。現場はJR秋葉原駅から約100メートルで、電器店などが立ち並ぶ一画。
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