北海道上ノ国町は23日までに、高校生以下の子どもの医療費の窓口負担分を、8月から全額助成する方針を固めた。全額助成による子どもの“医療費無料化”は他の自治体も行っているが、厚生労働省によると、高校生まで対象とするのは全国で初めて。
町は3月の町議会で承認を得て実施する予定で「子育て支援につなげたい」としている。
上ノ国町は従来、未就学児の通院費と小学生以下の入院費の一部を助成してきたが、8月から範囲を拡大。18歳になる年の年度末まで通院費、入院費の窓口負担分をすべて公費から支出する。
保護者の所得制限も設けないが、子どもが中学卒業後に就職した場合は扶養家族でなくなるため対象外となる。
同町の人口は約6200人で、対象となる子どもは約900人。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00214.htm