今春に大学や短大、高等専門学校(高専)を卒業する予定で、企業などから採用内定の取り消し通知を受けた学生は5日時点で、全国283校の753人に上ることが23日、文部科学省の調査で分かった。
内訳は、大学が264校732人、短大が14校16人、高専は5校5人だった。
大学生については厚生労働省が昨年11月25日現在で、公共職業安定所(ハローワーク)や大学を通じて実施した調査では、内定取り消しは302人で、倍増したことになる。
内定取り消しを受けた学生のうち、ほかの企業などからあらためて内定を受けたのは269人。就職活動中は397人、留年予定は33人。大学院進学や留学、進路未定などは54人という。
このほかに、内定取り消しには至っていないが内定辞退を促されたり、採用時期の延期を伝えられたり、企業側から何らかの連絡を受けた学生は456人いた。
調査は国公私立の1235校を対象とし、1190校から回答を得た。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00190.htm