世界中で大流行する恐れのある新型インフルエンザの感染予防を啓発しようと、東京都は24、25日の2日間、新宿駅地下の西口広場でイベントを開催する。
両日は午前11時から正午まで、新型インフルエンザ対策の現状と課題をテーマにシンポジウムが開かれ、国立感染症研究所の研究官や東京慈恵会医大の専門家らが討論する。
来場者が参加できるクイズもあり、大人用1万4000枚、子供用6000枚のマスクを無料で配る。
展示コーナーでは、情報技術(IT)社会の機能維持を求められるコンピューター関連会社が、社員の交代制を計画していることなどを紹介。また1918年に大流行したスペイン風邪の際、米国のセントルイスでは早期に学校や教会を閉鎖したため、国内のほかの都市に比べ被害が軽減された事例も示す。
無料の相談コーナーでは、一般市民の感染予防や企業の対策について問い合わせに応じる。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00093.htm