国有地の購入をめぐり不透明な取引を指摘され、記者会見でいったんは「議員辞職や出馬辞退を考える」と発言、直後に撤回していた元防衛政務官の大前繁雄衆院議員(66)=自民、兵庫7区=が23日までに、次期総選挙に出馬する意向を明らかにした。
大前議員によると、所属する山崎派の山崎拓会長ら幹部から「不動産取引としては常識的な経緯ではないか」「出馬辞退し、議席を減らす方が党にとって迷惑」と、議員活動を続けるよう助言を受けたという。
大前議員は「厳しい戦いになるが、逃げるようなことはせず、正々堂々と国民の審判を仰ぎたい」と話している。
大前議員は、理事長を務める学校法人が兵庫県西宮市の国有地を落札後に辞退。知人に再入札、転売させて約7000万円安く入手していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00091.htm