2008年4月に東京・江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん(当時23歳)を殺害した事件で、殺人、死体損壊・遺棄などの罪に問われた星島貴徳被告(34)=元派遣社員=の第5回公判が22日、東京地裁(平出喜一裁判長)で、あった。
瑠理香さんの姉が証人尋問で「死刑相当だが、たとえ被告が死んでも許せない」と涙ながらに話した。検察側から、傍聴したことを後悔していないか尋ねられ「後悔していない。妹が苦しんで死んだことを分かってあげなければ、かわいそうだ」と答えた。
星島被告は裁判長による追加の被告質問で「遺族が『死刑は生ぬるい』と思うのは当然。死んでも償いにならないが、死刑が正しい」と述べた。また、1歳10か月の時に両親の不注意により、下半身に大やけどを負わされたことから、父親に対して殺意を抱いていたことにも触れた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090123-OHT1T00078.htm