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2009年01月23日(金) 14時17分

民主山岡氏に400万円=真岡市長「派遣秘書の報酬」−要求は540万・栃木時事通信

 栃木県真岡市の福田武隼市長は23日、同市で記者会見し、「2001年4月の市長選で、民主党国会対策委員長の山岡賢次衆院議員(比例北関東ブロック)から公設秘書派遣の報酬を要求された」と明らかにした。福田市長は2年間で405万円を支払っており、「山岡氏へのお礼という認識だった。選挙戦終盤で断りにくい状況だった」と語った。
 福田市長によると、2000年12月に山岡氏と公設秘書(当時)が自宅を訪れ、秘書を派遣する報酬として月15万円を3年分で計540万円支払うよう要求したという。
 その後、市長が理事長を務める病院と山岡氏から指定された東京都内の学習塾経営会社間で契約を結び、顧問料名目で毎月15万円ずつ支払い、01年1月から03年3月までに計405万円支払った。学習塾側からはコンサルタント関係の資料が送られてくるだけだった。
 福田市長は山岡氏の元後援会長で、01年の市長選で初当選。秘書が実際に市長選の仕事を手伝ったとの認識はないという。
 山岡氏は同日、取材に対し「事実に反する。関係するあらゆる選挙には陣営強化のため、秘書を派遣したりしているが、見返りは受け取ったことはない」と説明。「契約は市長個人の病院に絡む諸経費と聞いており、適正に処理している。市長に当選後、政敵となった市長サイドの虚言で、近くある市長選への悪質な選挙妨害だ」とした。 

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