2009年01月22日(木) 11時50分
米大統領も着る? サブマシンガンにも耐えるオシャレな防弾スーツ(WIRED VISION)
20日(米国時間)に米国大統領になったBarack Obama氏が身を守るために使ったのは、「獣」と呼ばれる大統領専用のリムジン(日本語版記事)だけではなかった。
複数の報道によると、Obama大統領は就任式で、防弾着を専門とする洋服店が仕立てたスーツを着ていたという。
シークレットサービスは、この服の構造について詳細を明かしていない。しかし、コロンビアのブランドMiguel Caballeroによるものかもしれないという憶測を呼んでいる。Caballeroは、非常に頑丈だが柔軟性があり、ビジネスにも適した服でよく知られているブランドだ。
残念なことに、コロンビアをはじめとする中南米の諸国では、危険な争いが増加している。そのため、こうした服の需要があり、売上の急上昇につながっている。
例えば、7500ドルのポロシャツは、9ミリの銃弾を止めることができる。また、以下のスウェード製の女性用ジャケットは、マグナム銃の銃弾を止めることができる。
Caballeroでは、商品の多くはオーダーメードで、3つの防弾レベルで提供されている。[高・中・低の3レベルがあり、高レベルでは、MP5などのサブマシンガンにも耐えると説明されている]
Caballeroの服は、『Kevlar(ケブラー)』を使用した一般的な防弾ベストと比べて7倍は柔軟性があると宣伝されている。Kevlarを使う場合は、密度の高いより糸(『Slate』によると、500〜1500本の長繊維から成る)を服に織り込んで使用する。[ケブラーは、芳香族ポリアミド系樹脂の登録商標。デュポン社によって1970年代初期に商業的に使用され始めた。分子構造が剛直で直鎖状の骨格を持つために、高強度・高耐熱性であり、同じ重さの鋼鉄と比べて5倍の強度を持つ]
Timeの記事によれば、Caballeroの売上げは2007年に900万ドルだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000003-wvn-sci