2009年01月22日(木) 12時20分
「アイルランドの不動産王、不況苦で自殺」 英紙タイムズなどが報道(MONEYzine)
21日に英紙タイムズなどは、アイルランドの不動産王パトリック・ロッカ氏(41)の遺体が首都ダブリン近郊の自宅で発見されたと報じている。地元警察の情報をもとに伝えられた報道によると、ロッカ氏は妻の外出中に拳銃自殺した模様。遺体は現地時間19日午前8時45分(日本時間午後5時45分)に発見された。ロッカ氏は英国の不動産へ巨額の投資を行っていたといい、住宅不況を苦に自殺に追い込まれた可能性もある。
英国は世界不況の影響が深刻で、住宅価格の急落や失業率の上昇など実体経済の悪化が指摘されている。英政府は追加的な金融対策を発表したものの、信用収縮による一段の景気悪化懸念が払しょくされず、20日には対円で最安値更新し、対ドルでも約6年10カ月ぶりの安値を付けた。
欧州では今月5日にも、製薬会社や建設素材メーカーなどの経営者として知られるドイツの富豪メルクレ氏(74)が金融危機による会社の業績悪化を苦に自殺している。
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