2009年01月22日(木) 03時04分
西松・前社長指示で不透明融資2億円超…原発関連受注狙う(読売新聞)
準大手ゼネコン「西松建設」側が2003年以降、福島県内の原子力発電所から残土搬出事業の受注を狙って、残土の埋め立て予定地を所有する同県の建設会社に対し、ダミー会社を経由して2億数千万円を融資していたことが分かった。
しかし、事業は発注されず、融資も返済されないままになっている。この融資は外国為替及び外国貿易法違反容疑で逮捕された西松建設の国沢幹雄前社長(70)が指示しており、東京地検特捜部はダミー会社や建設会社を捜索し、不透明な資金の流れを調べている。
同社関係者によると、西松建設が受注を狙ったのは、原発施設の港内からしゅんせつされた土砂を、施設外に運び出して処理する事業。2000年から04年にかけ、東京都内の別の準大手ゼネコンが電力会社から六十数億円で受注したことがあり、西松建設は、その後の事業を受注しようとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000004-yom-soci