大麻を日本に発送したとして、警視庁組織犯罪対策五課は22日までに、大麻取締法違反(密輸入)の疑いで、東大大学院に留学しているスペイン国籍の研究生、カブレラ・ゴンザレス・デ・カンダモ・アルフォンソ容疑者(28)=東京都目黒区=を逮捕した。
組対五課によると、カブレラ容疑者は2日、スペインの郵便局から大麻樹脂約6グラムを入れた航空小包を自宅あてに発送し、6日に関西空港に輸入した疑い。
大阪税関が7日、カブレラ容疑者の荷物からプラスチック製のCDケースに入った大麻を発見。組対五課が20日にカブレラ容疑者が成田空港に到着したところを逮捕した。
カブレラ容疑者は「自分で吸うためだった。ほかにも昨年4月と7月に国外から大麻を持ち込んだ」と供述。組対五課がカブレラ容疑者宅を捜索し、少量の大麻樹脂を発見したという。
東大の浅島誠副学長は「全学的に注意喚起に努めているところであり、事実であれば極めて遺憾」とコメントしている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090122-OHT1T00208.htm