オバマ米政権の国務長官に就任したヒラリー・クリントン氏の後任として、ニューヨーク州選出上院議員に有力視されていた故ケネディ大統領の長女キャロライン・ケネディさん(51)が、議席の譲り受けを断念したと、米紙ニューヨーク・タイムズなど複数のメディアが21日報じた。
ただNBCテレビは「断念していない」と報道。いったん断念と報じたAP通信はその後、報道を取り消した。ケネディさんは公式にコメントしていない。
ケネディさん周辺の話として伝えられたところでは、ケネディさんが後任指名権を持つパターソン州知事に電話し、叔父のエドワード・ケネディ上院議員の健康不安などを理由に断念を伝えた。
ケネディさんは当初後継の最有力候補に挙げられ、本人も意欲を示した。しかし議員経験がなく動機もはっきりしないなどの疑問の声が噴出し、風当たりが強まっていた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090122-OHT1T00204.htm