2009年01月22日(木) 09時35分
被害者参加人が参加 裁判員制度模擬裁判(琉球新報)
那覇地裁は21日、裁判員制度の模擬裁判を実施した。被告人が危険運転致死罪に問われ、2008年12月に施行された被害者参加制度に基づく被害者参加人の参加を想定した。被害者参加人は検察官と同席し、22日には自ら意見陳述などする。
被害者参加制度は犯罪被害者や遺族らが刑事裁判に参加する制度。参加人の直接的な意見が裁判員の量刑決定にどのように影響するか注目される。事件概要は被告人が農作業後に飲酒し、乗用車を運転。時速約75キロで走行させ、仮眠状態に陥ってハンドル操作を誤り、対向車線を走行中の車に衝突、運転していた男性を死亡させた。起訴事実に争いはない。裁判長は刑事責任の程度が焦点としている。
日程は3日間で、最終日の23日に裁判官と裁判員が罪の有無や量刑を話し合う模擬評議を開き、判決が言い渡される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000000-ryu-oki