2009年01月22日(木) 21時42分
オバマ新大統領、「ブラックベリー」を手放せるか?(CNN.co.jp)
(CNN) 多機能携帯電話「ブラックベリー」を手放せないと公言するオバマ大統領に対し、米国防総省傘下の国家安全保障局(NSA)が、会話などを暗号化できるセキュリティ機能が高い携帯情報端末にするため3350ドル(約30万円)の予算を充てることを決めた。
ホワイトハウスではこれまで、電子メールはハッキングされる恐れがあるとして、機密上の観点からブッシュ前大統領、ならびにクリントン元大統領も使っていなかった。クリントン元大統領が在任中に送信した電子メールは、たった2通。1通はシステムが機能しているかどうかを確認するテストメールで、もう1通はジョン・グレン飛行士が宇宙に飛び立つ前に送ったものだった。
しかし、オバマ大統領は選挙運動中も「ブラックベリー」を手放さず、自ら「中毒」と呼ぶほど使い込んでいる。大統領職に就いただけで、これを諦めるのは難しいとも語っていた。しかし、GPS機能もあるブラックベリーは、ハッキングされる恐れが高い。
そこで、ブラックベリーよりもセキュリティ機能が高い機器に乗り換えるという話が持ち上がっている。候補に挙がっているのは、通話する音声や文書を暗号化できるというゼネラル・ダイナミクス社の「Sectera Edge」。新大統領はこの端末への乗り換えに同意するのか注目されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000025-cnn-int