2009年01月22日(木) 08時33分
【神隠し公判】きょう第5回公判、証拠調べが終結(産経新聞)
東京都江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた星島貴徳被告(34)の第5回公判が22日午前10時から、東京地裁(平出喜一裁判長)で開かれる。書証の取り調べと証人尋問が行われ、証拠調べの手続きが終結する。審理は午前中に終了する予定だ。
20日の第4回公判では証人尋問を実施。東城さんの生前の写真が「スライドショー」のように大型モニターに映し出された。
東城さんの母親は「瑠理香が味わった以上の恐怖、痛みを負う死刑を下してほしい」と厳しい処罰感情を吐露。「生ゴミや汚物と一緒に切り刻んで流すなんて、絶対に許せません。人間の顔をした悪魔だ」と星島被告を批判した。
過去の公判では東城さんの肉片や骨片など残酷な映像が映し出されてきたが、「瑠理香の全部を知りたいと(すべての公判に)来た。目を覆いたく耳もふさぎたくなる場面も多かったが、逃げることなく耐えてきた」と訴えた。
他の遺族も、「死刑、自殺でも許さない」(元恋人)、「瑠理香を返して」(親友)と怒りをあらわにした。
一方、弁護側の唯一の情状証人となった星島被告の上司は、「会社でトラブルはなかった。深く反省し、罪を償っていただきたい」と述べた。
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