2009年01月22日(木) 18時35分

ウィルコム、モバイルFeliCaを搭載した初のおサイフケータイ（Impress Watch）

　ウィルコムは22日、モバイルFeliCaチップを搭載したPHSの音声端末の発売およびIC機能を利用した「ウィルコムICサービス」を2月下旬に開始すると発表した。

　対応端末はバウムクーヘンをイメージしたデザインのストレート型端末「BAUM」（WX341K）、折りたたみ型の「WX340K」の2機種。どちらも197万画素のカメラを搭載し、WX340Kはオートフォーカスも搭載する。発売はBAUMが3月末、WX340Kが2月末。

　対応するサービスはQUICPay、ANA、JAL、モバイルSuica、ビックカメラ、Edy、ヨドバシカメラ。ただし、モバイルSuica は2009年夏の対応となる。サービス開始にあたり、NTTドコモと「おサイフケータイ」の表現およびロゴマークの使用についても合意した。

　ウィルコムICサービスの開始に伴い、ウィルコム公式サイトおよび対応端末にはおサイフケータイのメニューを新設。PHSの端末から電子マネーの利用履歴や残高なども確認できるほか、対応端末同士で写真やデータ交換が可能な「ICデータ通信」機能も搭載する。

■ おサイフケータイ対応端末はストレートと折りたたみの2機種

　おサイフケータイ対応端末のうち、ストレート型の「BAUM」（WX341K）は、ウィルコム定額プランを利用する女性をターゲットとしたデザイン重視のモデル。バウムクーヘンを「コミュニケーションの輪」に見立て、画面のツートンカラーやフロントジョグキー、待受画面のデザインなどにバウムクーヘンのイメージがあしらわれている。本体カラーはホワイト、ピンク、パープル、ブラックの4色。

　機能面ではおサイフケータイの他、ウィルコムガジェットやFlash　Lite 3.1、Javaアプリ、デコラティブメールに対応。よく使う機能やコンテンツなどを登録できる「お気に入りメニュー」にも対応し、文字入力エンジンには「iWnn」（あいうんぬ）を採用した。ブラウザはACCESSの「NetFront」を搭載する。

　カメラはマクロ機能つきの197万画素で、ディスプレイは26万色表示が可能な2.4インチのワイドQVGA（240×400ピクセル）IPS液晶を搭載。外部メモリは最大2GBのmicroSDカードに対応する。本体サイズは45×11.4×127mm（幅×奥行×高）、重量は約90gで、連続待受時間は約560時間、連続通話時間は約6時間。アドレス帳は1000件で、1件あたり電話番号を3つ、メールアドレスを3つ登録できる。

　WX340Kは、おサイフケータイやFlash Lite 3.1、赤外線通信、JavaアプリなどWX341Kとほぼ同等のスペックを持った折りたたみ型のPHS端末。ただし、カメラ機能ついては画素数は同等ながらWX340Kはオートフォーカスおよびモバイルライトを搭載する点が異なる。

　ディスプレイはメインディスプレイが26万色表示が可能な2.7インチ ワイドQVGAのIPS液晶で、背面ディスプレイは60×32ピクセルの0.5インチ白色有機EL。本体サイズは48.5掛ける15.9×99mm、重量は約108gで、連続待受時間は約580時間、連続通話時間は約7時間。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000028-imp-sci