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2009年01月21日(水) 00時00分

「裁判員」対応は6法廷読売新聞

4月に立川移転の地裁支部

 東京地・家裁八王子支部(柴田寛之支部長)は20日、4月20日に八王子市から立川市に移転した後の「東京地・家裁立川支部」の概要を発表した。新庁舎は、同市緑町の米軍立川基地跡地に建設中。地上8階、地下1階建てで、延べ床面積は現庁舎の約2倍にあたる約2万7000平方メートル。5月にスタートする裁判員制度に対応できる法廷が、刑事・民事共通の大合議法廷を含め六つある。1階には、同市錦町4にある立川簡裁が移ってくる。

 支部が移転する理由は事件件数の多さに比べ、現庁舎が手狭だったことなど。2007年に受理した件数は、民事事件が全国の地・家裁本庁と支部の中で10番目に多い3197件、刑事事件は7番目の2157件、家事事件は4番目の2万3883件に上った。

 柴田支部長は「八王子の庁舎は狭くて、わかりにくい点もあり、利用者にご不便をかけていた。問題点が解消されて、よりよい司法サービスを提供できる。新庁舎では裁判員制度も円滑に実施したい」と記者会見で述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090121-OYT8T00099.htm