2009年01月21日(水) 18時51分
「全力で臨めばWindowsの牙城も崩せる」——Lotus部門トップが新機能群に自信(Computerworld.jp)
米国IBMは1月19日、フロリダ州オーランドで開催中の年次コンファレンス「Lotusphere 2009」において、同製品のクラウド戦略とモバイル・サポートの強化を発表した。また、Lotus Notesと「SAP Business Suite」を連携させるソフトウェア「Alloy」(コード名:Atlantic)の発売予定を3月とすることも明らかにした。なお、今年は、「Lotus Notes/Domino」の発売20周年となる。
昨年初めにLotus Software部門のトップに就任したゼネラル・マネジャーのボブ・ピチアーノ(Bob Picciano)氏は、同コンファレンスにおいて「16四半期連続でのプラス成長を達成した」と報告した。なお、IBMは20日中に2008年第4四半期(10-12月)の決算を発表する見込み。
ピチアーノ氏は、「これで業界の勢力図は一変する」とし、今回の発表を一言で表現するなら“resonance(反響・共鳴)”だと述べた。同氏は「全力で臨めば、Windowsの牙城を崩すのも時間の問題だ」と語り、参加者から拍手喝采を浴びた。
だが、ピチアーノ氏は米国Microsoftとのライバル関係に力点を置くつもりはなく、あくまでLotusの長所を知ってほしいとしたうえで、Coca-Cola、NetJets、HSBC(香港上海銀行)の各社をステージ上に個別に招き、それぞれのコラボレーション・プラットフォームを紹介した。
その後、ピチアーノ氏は製品ライン全体に及ぶ一連の改善点を取り上げるとともに、同社のオンライン・サービス群「Bluehouse」を「LotusLive」に改名することを明らかにした。同氏によれば、LotusLiveは2009年を通して拡充され、サービスは個別販売もされる予定。料金については発表されなかった。
(John Fontana/Network World米国版)
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