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2009年01月21日(水) 22時18分

<稲川会>事務所移転阻止で700人が決起集会 東京・赤坂毎日新聞

 指定暴力団稲川会(角田吉男会長)の本部事務所移転問題で、移転先のビルがある東京都港区赤坂の住民らが21日夜、区民センターで決起集会を開き「稲川会総本部追放・暴力団排除協議会」を発足させた。

 決起集会には約700人が参加し、暴排協議会会長に選出された男性(69)が「善意の第三者に売却されるまで行動する」と力強くあいさつ。三浦正充・警視庁組織犯罪対策部長は「全国で暴力団事務所の排除活動があるが、排除できなかった事務所はない。警視庁を挙げて支援する」と述べた。

 続いて、東京三弁護士会の民事介入暴力対策委員会が、住民による事務所使用差し止め訴訟に向けた動きを支持していく方針を表明。終了後、約400人がビルまでの約1キロを「暴力団みんなで追放」と書かれた横断幕を掲げデモ行進した。

 稲川会は今月7日、警視庁に同区六本木のビルからの移転を通知していた。警視庁によると、稲川会最高幹部が最近、赤坂への移転中止を示唆し、横浜市都筑区の最大拠点「稲川会館」への移転が有力になっている。

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