2009年01月20日(火) 00時01分
岡田ジャパン、「早すぎる公式戦」生かせ 20日イエメン戦(産経新聞)
サッカー日本代表は20日午後7時20分から、熊本県民総合運動公園陸上競技場で2011年アジア杯最終予選初戦のイエメン戦を行う。チームは19日、試合会場で公式練習を行った。
この時期の公式戦は例年になく早い。これは07年のアジア杯で日本が4位終わり、シード権を失ったためだ。「僕らが(3位決定戦で)韓国に負けていなければ…。本当に申し訳ない」と川口。オフ明け間もない日本は、コンディション面では不利といえる。
ただ、岡田監督はこれを好機ととらえる。「最初は頭に来たが、よく考えればここで試合ができるのはものすごくありがたい」。念頭にあるのは、2月11日の豪州戦。W杯出場を争う最大のライバルとの決戦のために早く始動し、真剣勝負もこなせるのは、むしろ好都合というわけだ。
もちろん、イエメン戦も公式戦。軽視しているわけではない。10日間という短期間ながら、それだけの準備を整えた自負もある。「代表経験の少ない選手も多いが、結果を残せるチームになったと思っている」。早い始動で招集できるメンバーに制約がある中、このチームで結果を出せれば代表全体の底上げにつながる。
「これを生かしてくれる選手が1人でも2人でも出てくれば、ものすごくチームが活性化する」と岡田監督。選手も「なかなかこんなチャンスはない」(青木)と野心に燃える。
2年前の夏、韓国に負けたことで組まれた09年初戦のイエメン戦。せっかくだから、実り多きものとしたい。(森本利優)
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