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2009年01月20日(火) 11時50分

「オバマ携帯電話」、ケニアで発売:FMラジオと懐中電灯付きWIRED VISION

『oPhone』と呼ばれることが必至の、この安っぽい携帯電話は、ケニアのメーカーであるMi-Phone社が、Barack Obama次期米大統領のスローガンをブランドにしたものだ。

民族的なつながりから、Obama氏はケニアでも人気がある模様で、この携帯電話はそれにつけ込んだものだ(あるいは、支持者たちに支援を表明する手段を提供するためのものだ)。

30ドルという価格で想像できるように、この携帯電話にはめぼしい機能はほとんど付いていない。3Gもなく、タッチスクリーンもなく、何もない。

いや、ほとんど何もないというべきだろう。FMラジオと懐中電灯は付いている。どちらも、対象となる市場においては便利な追加機能だ。

しかし一番優れているのは、仕様書の表現だろう。電話機の色が「黒+オバマ色」と表現されているのだ。これで次期米大統領は、赤と青の両方を自分のものだと明確に主張したことになる。[青と赤は米国星条旗の色だが、それぞれ民主党、共和党のシンボルカラーとされる]

ドイツのDeutsche Telekom社が、マゼンタ色の色商標を所有しているとして、『Engadget』にロゴの色を変えるようメールを送ったことを思い出そう。[ドイツのT-Mobile社を所有するDeutsche Telekom社は、マゼンタ色についての色商標(日本語版記事)を所有していると主張しているが、その法的根拠については批判もある]

『Boing Boing Gadgets』と『cellular-news』の記事を参考にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090120-00000001-wvn-sci