2009年01月20日(火) 08時01分
参院予算委 民主、給付金で攻勢 自民は「マルチ」追及(産経新聞)
参院予算委員会は19日、麻生太郎首相と全閣僚が出席し、定額給付金を含む平成20年度第2次補正予算案の質疑に入り、国会は6日ぶりに正常化した。民主党など野党3党は給付金部分を削除した修正案を提出し、給付金に焦点を絞り攻勢をかけた。一方、自民党は民主党とマルチ業界との関係を追及した。
「経済対策に趣旨を変えるならば、(定額給付金を)再検討するのが当たり前だ。こんな泥縄式の政策があるのか!」
民主党の峰崎直樹氏は強い口調でただした。麻生首相は「泥縄式という定義がよく分からない」と意に介さず、議論は平行線をたどった。
一方、自民党の坂本由紀子氏は、民主党とマルチ業界との関係について、同党の山岡賢次国対委員長を名指しで批判し、消費者庁設置の必要性を強調。首相は消費者庁設置関連法案の早期成立が必要だとした。
また自民党の小池正勝氏は、民主党の輿石東参院議員会長が14日、「教育の政治的中立はありえない」と表明したことを批判。塩谷立文科相は「教育公務員特例法で定められた『教育の政治的中立』規定に反する意図なら問題だ」と指摘した。このほか首相は、納税者番号制度に関し「検討しなければならない。社会保障を充実させるためにも大事だ」と表明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090120-00000076-san-pol