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2009年01月20日(火) 08時00分

【神隠し殺人】きょう第4回公判、希望膨らませた東城さんの素顔…産経新聞

 東京都江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害され、バラバラにされた事件で、殺人罪などに問われた2室隣の星島貴徳被告(34)の第4回公判が20日午前10時から、東京地裁(平出喜一裁判長)で開かれる。東城さんの友人や同僚らの証人尋問が予定されており、英語に堪能で将来に希望を膨らませていた東城さんの人柄や、東城さんを殺された怒りについて証言するとみられる。

 19日の第3回公判では、検察側、弁護側双方による被告人質問が行われた。星島被告は、「死刑になっても仕方ない。謝っても何ともならないが、本当にすみません」と謝罪。「私は今、ご遺族に生かされているつもり。処刑を願ってやまない」と続け、自ら死刑判決を希望した。

 幼少時に負ったやけどの痕にコンプレックスを抱き続けていた星島被告は、やけどをめぐり両親を恨んでいたとし、「殺人を平気に思ったのは両親への殺意から。殺すだけでは飽き足らない」と屈折した心情を吐露した。

 被告人質問では、星島被告が事件数日後に東城さんの父親と出くわし、「大変なことになった。お役に立てずすみません」と取り繕ったことも明らかになった。東城さんの骨を鍋でゆで終えた後、映画で気を紛らわせたことも判明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090120-00000512-san-soci