2009年01月19日(月) 11時30分
ネットいじめ中3女子自殺か、遺書に同級生の名挙げ「復讐」(読売新聞)
さいたま市の市立中学3年の女子生徒(当時14歳)が昨年10月、同級生からの「ネットいじめ」を苦に自殺したとみられることを19日、市教委が明らかにした。
自筆の遺書が見つかっており、市教委は自殺といじめの関係を「直接結びつけられないが、無関係とは言い切れない」としている。
記者会見した市教委と中学校長によると、女子生徒は10月10日朝、自室で首をつって死亡しているのが見つかった。両親は前日夜に成績のことをしかったため、それを気に病んだものと思い、自殺したことを伏せるよう学校側に求めた。
その後、「中学大嫌い」として、同級生の実名を挙げて「復讐(ふくしゅう)はきっちりしますからね」などと記された書き置きが、自室の机の引き出しから見つかった。
女子生徒は昨年6月、県外から転校してきた。7月上旬、同級生らの携帯電話の自己紹介サイト(通称・プロフ)に「うまくすれば不登校になるかも」などと書き込まれたことを両親に泣きながら訴え、登校しなくなった。担任らが、書き込みを認めた生徒ら2人を自宅まで連れて行って謝罪させると、夏休み明けから再び学校に通っていた。
昨年11月上旬に遺書の存在を家族から聞いた学校側は、クラスの全生徒と面談した上、両親に「謝罪して以降は、いじめの存在を確認できなかった」と報告していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000018-yom-soci