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2009年01月19日(月) 02時31分

<米軍不発弾>那覇の校舎改築現場で発見、回収毎日新聞

 18日午前9時50分ごろ、那覇市首里大名(おおな)町3、県立児童自立支援施設「若夏学院」の校舎改築現場で作業員が不発弾を発見。陸上自衛隊第1混成団(那覇市)の爆発物処理班が回収した。陸自などの調べでは米軍5インチ艦砲弾(長さ45センチ、直径12.5センチ)。爆薬は入っていなかった。

 見つかったのは県発注の改築工事現場で、沖縄戦当時、日本軍が司令部を置いた首里城の北約1.5キロ。関係者によると着工前に不発弾を探すため磁気探査を実施。発煙弾を1発発見し回収していた。

 また同県与那原(よなばる)町港区と板良敷(いたらしき)区では18日、08年発見された米軍5インチ艦砲弾2発を陸自が処理する作業があり、住民68世帯219人が午前9時から約2時間、公民館など2カ所に避難した。仲嶺真助港区長によると07年に不発弾が見つかり、陸自が処理した。

 沖縄県内では14日に糸満市の工事現場で不発弾爆発事故があり2人負傷。那覇市では18日の発見現場の西約3キロの通称「新都心」地区工事現場でも米軍手りゅう弾が見つかっている。【三森輝久】

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