2009年01月19日(月) 00時06分
ルイ・ゴレイ 高品質でラグジュアリー 世界でただ1つの絆(産経新聞)
■マリッジリングに永遠の愛をこめて
不況や情勢不安になると結婚が増えるらしい。例えば9・11後のアメリカでは、結婚率が軒並み増加したという。
昨年末に大阪市北区天満橋にオープンした「ルイ・ゴレイ」は、100年以上の歴史を誇るスイスのマリッジリングの老舗「マイスター」をはじめ、ヨーロッパのハイジュエリーブランドを提案するジュエリーブティックだ。
「近頃はエンゲージより、マリッジに重きを置くカップルが多く、より高品質でラグジュアリー感のあるマリッジリングを選ぶ人が増えています」とゴレイ・ブッシェル・トレーディング社の田村晴美さん。
指輪を回転させると、ベアリングをかませたダイヤがのぞくという遊び心あるマリッジリングは、ファッションリング的ディテールで普段使いも可能。地金を強くたたいて密度を濃くし、切れ目のないリングを世界で初めて考案したブランドとあって、変形しにくく、滑らかな付け心地の良さに定評がある。
また、レーザープリントでお互いの指紋を読みとってリングの内側に刻印したり、メッセージを刻んだりと、永遠の愛を誓う世界中の“あつーい”カップルたちから支持を得ている。
その他、パールをあえて四角にカットし、昨年4月にスイスで開催された宝飾と時計の見本市、バーゼルフェアで好評を博した「パールスクエア」、ガーネット、アメシスト、アクアマリンなど大振りの半貴石(はんきせき)がキャンディを思わせる「ウゴ・カラ」、ハリウッドセレブらが愛用するシルバージュエリー「ピアネゴンダ」など、日本ではまだなじみの薄いジュエリーがきらびやかに並ぶ。
「いま結婚は“絆(きずな)婚”といわれています。明日が見えないこんな時代だからこそ、伴侶(はんりょ)や家族との絆をより強く求めているのではないでしょうか」と田村さん。
大手ウエディング会社、ワタベウェディング(京都市)によると、自分らしさを前面に出すオリジナル挙式にこだわる一方、結婚式をあげない“なし婚”の中で、経済的な理由から挙式を断念するカップルも4割に上るという。
結婚や挙式への価値観も多種多様だ。人生のなかでそう何度も新調することはないマリッジリング。世界でただ1つを2人で選ぶことは、固い決意や喜びの表れなのだろう。(木村郁子)
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